つーる



今まで使用していた(使用している)工具を少し紹介しています。購入の際に参考になれば幸いです。

また、こちらで自作塗装ブースを紹介しています。ただの作り方ではなく、他のサイトより解りやすく参考になるようにしてみました。(なってないかもしれませんが)






超音波カッター

ヤフオクで購入しました。当時、完全硬化したポリパテや、ニッパーなどでは切れないレジンの塊をどうにかならんかと考えていて、ためしに買うには高いですが買ってしまいました。
結論から言えば、よく切れます。切れ過ぎます。でっかい切れ過ぎです。
超音波の振動により大して力をいれずに切れるのですごく楽なのですが、欠点も多いです。
・ハンドピース上部のボタンを押し続ける為、決まった切り方しか出来ない上長時間持つと手が痛くなる。また、ハンドピースが太いのも個人的には使いにくい。
・紙、木、基盤等を切ると、摩擦熱により焦げる。プラスチックを切ると断面付近は溶ける。 ・パテ、レジンを切ると、粉塵だか煙だか舞い上がって直接顔にかかる。断面は高温になり、切りカスが手に落ちるととても熱い。
替え刃に、オルファの替え刃が使用できて便利だが、穴あきタイプは使用できず不便。
・実売価格4万円程と結構高い。
・うっかり切り過ぎてしまう。でも、カッターで切れないものは、いくら超音波でも切れない。
等がありますが、買って良かったと思っています。原型製作ではともかく、ガレージキット製作にはあると便利です。




プロクソン ペンサンダー

ガレージキットを製作していて、一番重要かつ大変な作業が表面処理。
原型師さんによっては自分で複製している場合が多く、細かな気泡や、合わせ目のズレ等処理が大変なことがよくあります。
購入したきっかけは、完全硬化したポリパテの表面を削りならすのがあまりにしんどくて、焦って100番の紙やすりを使って表面をキズだらけにしてしまい、何か方法がないかと悩んでいたらホームセンターで発見し、迷いながらも購入しました。
最初に使用したときは、すぐに買ったことを後悔しました。というのも、専用ペーパーが180番、240番、400番しかなく、400を使ってもかなりキズがつく&当てる部分がプラスチックで硬い為削れ過ぎるという点でした。
そこで、専用ペーパーではなく両面テープを貼ってスポンジやすりを使ってみました。すると、非常にいい感じに仕上がるのです。普通なら800〜1000番位で終了しますが、これなら1500番までかけられ、しかも早い。そして、手でかけるより全然綺麗に仕上がるのです。今ではなくてはならない物になりました。
こいつはそこそこいい値段するのですが、クレオスから2種類のポリッシャーが出ています。こっちは安いのですが電池式で、やはりコンセントから電源とっているものが、動作が安定して良いと思います。
他の原型師さんが言っているのですが、スポンジやすりは柔らか過ぎて向かないとのことです。たしかに時々そう思います。ですので、クッション性のある両面テープに耐水ペーパーを貼った物と併用して作業すると良いでしょう。
詳しくはこちらを参考にされるとよいかと。
電動歯ブラシを改造して回転ポリッシャーを作ったり出来るそうです。

実際に歯ブラシポリッシャーを作ってみましたが、レジンには丁度良かったですが原型製作時のポリパテの加工にはちょっと弱すぎでした。



プロクソン 集塵テーブル

ポリパテをルーターでガリガリ削っていると、粉塵でえらいことになります。自作が思いつかず、製品で購入した方が安心だろうと思い購入しました。ビットスタンドも付いてて使いやすそうだし。
まず付属のフィルターですが、薄すぎます。粉塵が通り抜けます。排気ダクトは外に出すのが通常なのでしょうが、外が粉塵だらけで近所迷惑だし、そもそもダクトが短すぎて外に出せません。
そこで、掃除機の紙パックを購入、ダクトの太さとピッタリ合いました。これで屋内でも粉塵が排気されることはありません。念のため、3層式のものを使用。
早速使用しましたが、すぐにフィルターに粉塵が積もります。仕方が無いので歯ブラシを使ってフィルターを通過させます。意味がありません。また、思ったより吸引力が弱く(紙パックを付けたせいかもしれませんが)近づけて作業しないと粉塵が舞います。紙パックが目詰まりしてきても同様です。
研削砥石やダイヤビット使用時の粉塵はともかく、ハイスカッター等で出る大きめの削りカスには何の役にも立ちません。
また、小型のシロッコファンを使用しているのですが、結構うるさいです。自作塗装ブースの小型換気扇の方がずっと静かです。構造上の問題かと。ヘッドホンで音楽聴きながらじゃないとやってらんないかも。

ガレージキット製作程度ならあると便利かもしれませんが、原型製作には使い物になりません。

てなわけで去年の暮に売却してしまいました。短い間お世話になりました・・・。







ほーむ